/ 2016年1月27日水曜日 / No comments /

「仕事は苦しくつらいもの」は迷信?仕事は楽しまなければ損である


「仕事は苦しく、つらいもの。食べていくために我慢してやるものだ」これは、多くの人が当たり前のものとして受け入れている考えかもしれません。けれどもそれは、社会の中にある1つの価値観に過ぎません。「楽しく仕事をする」という新たな価値観について、一緒に考えてみましょう。

「仕事は苦しくてつらいもの」という先入観

「学生のうちに思いっきり遊んでおけ」学生だったころ、誰もが一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。その言葉には、社会人になればつらく苦しい仕事が待っている、という含みがあります。そして、いざ社会人として働き始めると、仕事はお金のために我慢して頑張るものだ、という価値観を植え付けられます。今でも多くの人が、そのようにして年長者から受け継がれてきた固定観念の中で、日々の仕事をこなしています。

確かに、日本特有の雇用システムである年功序列型賃金制度が当たり前だったころは、耐えて頑張ることにも意味がありました。働き続ければ、年齢が上がるにつれて地位も賃金も高くなっていくからです。しかし、日本でも徐々に能力主義が浸透しつつあり、働き方も多様化している現代において、そのような伝統的な考え方に縛られることに、どれほどの価値があるのでしょうか?

つらい仕事に生産性はあるか

仕事は、つらく苦しいからこそ仕事であって、「楽しい」や「好き」という感情とは無縁のものであるという考え方が、今でも広く日本人に浸透しています。仕事を楽しみたいなどと言うと、なんとなく不真面目な印象を持つ人も少なくないでしょう。

しかし、そのような当たり前の価値観にちょっと疑問を持って、考えてみましょう。好きなこと、楽しいことは、誰でも苦労なく努力することができます。仕事を楽しいと思うことができれば、作業効率が上がるだけでなく、様々なところにアンテナを張って、多くのものを吸収できます。そうすれば能力やスキルは着実に身に付き、人からの評価や収入のアップにもつながっていくでしょう。反対に、楽しい、好きだと思えない仕事を嫌々こなしていては、働いた時間の対価としての収入以外に得られるものはありません。楽しく働いても嫌々働いてももらえるお金は一緒であるならば、楽しんで仕事をしなければ損だと言えます。

楽しんで仕事をするコツ

まずは、楽しんで仕事をすることへの肯定からはじめましょう。今の仕事を楽しいと思えなくても、いつかやりたいことを実現するために安定した収入を確保しておこう、と考え方を変えることはできます。目的があれば仕事に打ち込むことができますし、やりたいことを探している間に、今の仕事に楽しさややりがいを見つけることもあるでしょう。楽しい、好きだと思える仕事が見えてくれば、新たな道にチャレンジすることもできます。

みんなが就職しているからと内定をもらった会社になんとなく就職し、好きでもない仕事をただお金のためだけに頑張るのは、とても寂しい人生です。やりたいことを見つけるために、あえてフリーターという選択肢を選ぶ人もいます。ネットが普及し、グローバル化が進んでいる現代において、働き方は多様です。「仕事」というものを、もっと自由に捉えて良いのではないでしょうか。

おわりに

1日8時間働いているとすれば、長い人生で考えると、とてつもなく膨大な時間になります。仕事をしている時間を楽しいと感じることができれば、人生はもっと有意義なものになるはずです。一度きりしかない自分の人生を、存分に楽しみましょう。


Share This Post :
Tags :

0 件のコメント:

コメントを投稿