/ 2015年9月21日月曜日 / No comments /

「負のループ」を断ち切るには?孤独との向き合い方が未来を切り開く


人生の中で負のループに入り込んでしまうことは誰しもあります。その際、問題から目を背けてしまえば、そこから抜け出すことには時間がかかってしまいます。逆に自ら立ち向かわなければならない、と腹をくくった時に問題は解決していくものです。そのためには自分自身の「孤独」と真剣に向き合わなければなりません。

孤独の効能

「孤独」というとほとんどの人がネガティブなイメージを持つのではないかと思います。事実、孤独が好き、という方はあまりいないはずです。それでも、孤独は悪いことばかりではありません。ロシアの作家、トルストイは「孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる」と述べました。確かにたくさんの友人に囲まれている時、家族に守られている時、わたしたちはそれほど「自分とは何者なのか」と考えることはしません。

しかし、自分の孤独と真剣に向き合った時、新たな視点で自分の過去、自分自身に対して向き合うことができるようになります。また、同時に自分の無力さを実感し、他の人に対する感謝の念に溢れてくる自分に気付くことでしょう。

孤独に向き合うとは?

では、孤独に向き合うとは一体どういうことなのでしょうか。ただ単に人との関わりを避けて、自分の殻に閉じこもってしまうこととは大きく異なります。

それは単に人から傷付けられることを恐れて、現実逃避をしているに過ぎません。また、会社で働くにしても、自分で起業するにしても、人は結局のところ、1人だけでは何かを成し遂げることはできません。つまり、人の助けや仲間の存在を拒絶することが、孤独に向き合うことではありません。孤独に向き合うとは、自分を理解し、自分がなすべきことはどこまでで、友人や家族の助けを借りられるのはどこからなのかを把握する、ということなのです。

孤独に向き合う方法

孤独に向き合うといっても、人里離れた場所に行って、毎日瞑想をすることを勧めているわけではありません。毎日、多くの人に接していても、孤独に向き合うことはできます。1つの方法は日記を書くことです。自分の感情や考えを頭の中に留めておくのではなく、書いてみることによって、客観的に自分を見つめることができます。

一日の終わりにその日に起きた事柄、それに対して自分がどう感じたのか、他の人と自分がどう関わったのかを記すことによって、いわば自分と対話することができるのです。日記の内容はただネガティブな感情を吐き出すだけのものにならないようにしましょう。

おわりに

教育学者の斉藤孝氏は「孤独の時間にどうやって精神的な豊かさを培ったかで、魅力には差がつく」と述べています。自分の孤独に正しく向き合い、負のループを抜け出し、より魅力的なビジネスパーソンを目指しましょう。

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