/ 2015年6月1日月曜日 / No comments / 起業志民への道
ブルーオーシャンとレッドオーシャン
起業して成功させるためには、市場の状況や競争相手のことをよく知る必要があります。好きだからという理由だけでは起業はうまく行きません。成功のためにはレッドオーシャンではなく、ブルーオーシャンに漕ぎ出すことが大切です。
レッドオーシャンからブルーオーシャンへ
現在ある市場では多くの企業が毎日鎬を削っています。こうしたすでにある市場ではなく、新しい市場を切り開くことで成功への道が開けると欧州経営大学院の教授が提唱しました。これをブルーオーシャン戦略と言います。すでにある市場は血を血で洗うような競争が繰り広げられています。こうした市場ではすでにある商品を改良していきながら、他社との競争をしていきます。しかし最終的には価格競争に陥ってしまう可能性が高く、企業にとってもリスクが大きいです。このような市場のことをレッドオーシャンと呼びます。
対してまだ誰も足を踏み入れていない未開の市場では、競争相手がいません。そのため価格競争になることもなく、低コストで高い価値を持たせることが可能です。こうした新しい市場のことをブルーオーシャンと言います。
ブルーオーシャン戦略では、新しい価値を生み出すバリューイノベーションが重要になります。そのため顧客の目線になり、新しい需要を見つけ出すことが大切です。
ブルーオーシャンのアクションマトリクス
ブルーオーシャン開拓のためには、アクションマトリクスというツールが役立ちます。これは「取り除く」「減らす」「増やす」「付け加える」の4つについて、現在の業界や自社商品を当てはめ、最終的にどのような方向性に進めば新しいものが生まれるのかを検討するためのものです。これを利用してヒット商品を生み出したゲーム会社があります。ほかのゲームに市場を奪われかけていたこのゲーム会社は、アクションマトリクスを使い、あまりゲーム慣れをしていない世代も一緒に楽しめるゲームを開発しました。
このゲーム会社では、複雑な操作が必要だった従来のゲームからそれを取り除き、体を使って動かせる簡単な操作にしました。結果商品は大人から子供、年寄りまで楽しめるとして、ロースペックながらも大ヒット商品となりました。これはブルーオーシャン戦略が成功した例とされています。
他者との比較をする戦略キャンバス
ブルーオーシャン戦略では、戦略キャンバスというツールも提唱されています。これは他社と自社の商品を比較し、バリューイノベーションを実践するのに役立つツールです。横軸で他者との競合要因を、縦軸でそのレベルを表し、それぞれの項目において他社の商品と自社の商品がどうかということを考えます。それを結んだ線が他社の商品と違っている場合には、バリューイノベーションが成功する確率が高いです。
おわりに
ブルーオーシャンを開拓することができれば、低いコストで成功を収めることが可能です。まずは自分のやろうとしていることが、ブルーオーシャン戦略に当てはまるのか、じっくり考えてみましょう。 Share This Post :
Tags :
起業志民への道
https://www.kigyoshimin.com/2015/06/blog-post_1.htmlブルーオーシャンとレッドオーシャン
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿