/ 2018年9月28日金曜日 / No comments / 起業志民への道
ベーシックインカムとは?重要なのは活かし方!
何もしなくても国からタダでお金をもらえるとしたら、夢のような仕組みですよね。
ベーシックインカムは、崩壊しつつある資本主義に安定をもたらす新しい制度として注目を集めています。
今回は、ベーシックインカムについてご紹介します。
ベーシックインカムとは?
簡単に言うと、全ての個人に対して一律で生活費を現金で支給する制度のことです。
2015年にイギリスの思想家トマス・モアが提唱し、フィンランドで試験運用が行われるなど世界各国で関心が高まっています。
ベーシックインカムが導入されれば、生活費のための労働から解放され、労働問題が解消するという見方が有力です。
また、AI社会の本格化と合わせて時間が確保されることで、より自由かつクリエイティブな活動に専念したり、賃金が安くとも社会的価値の高い仕事に従事する人を支援できるのではと期待されています。
ベーシックインカムの問題点
ただし、問題点があることも事実です。
まず財源の確保。2018年時点の日本の社会保障費は100兆円弱程度しかありません。
これを国民全体に行き渡らせるとしたら1人につき1月6~7万円程度の支給になります。
月7万円で都内で生活となると•••かなり厳しいですよね(地方なら別かもしれませんが笑)
また経済競争力がなくなり、働かない人がさらに増えるのではないかということも懸念されています。
各国に先駆けてベーシックインカムを導入したフィンランドも2018年末で試験運用を終了させ継続はしない考えを示しました。
本格的な導入にはまだまだ課題が多いと言えます。
重要なのは活かし方
ベーシックインカムを日本でも実施するかどうかに関しては様々な意見があるでしょう。
ただし重要なのは実施の有無ではありません。
もし仮に実施されたとして「やりたいことがあるか?」です。
国から「生活のために働かなくてもいいよ」と毎月生活費が保証されたら、あなたにはやりたいことがありますか?
あると答えた人は将来有望ですね。
では、追加で聞きますが、そのやりたいことのために今していることはありますか?
日本ではすでにベーシックインカムのように利用できる仕組みが多数開発されています。
近年増えている地域おこし協力隊も、ベーシックインカムを活用した社会実験の一種と言えるでしょう。
やりたいことがあるのなら、今日から実行できることは豊富にあります。
ないと答えた人の場合は、ベーシックインカムが始まっても戸惑ってしまう可能性が高いです。
ならば、ベーシックインカムではなく従来の会社員などの働き方が性にあっているでしょう。
会社員などの働き方を活かしてより楽しく生きられる方法を目指せば問題ないはずです。
ベーシックインカム導入の是非に関しては専門家に任せるとして、ベーシックインカムのような制度が導入された時に自分が何をしたいか、どのように活かすかに関しては、今から考えておいて損はないですよ。
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