/ 2016年4月7日木曜日 / No comments /

ロジカルに説明できるならば「間違っていることは間違っている」と言っていい


日ごろ生活しているうえでも、仕事をしているうえでも、「おかしい」と感じることはよくあります。しかしながら、感じるだけで声に出して「おかしい」と言える人は多くありません。けれども本来ならば、間違っていることを間違っていると言い、正しい方向に導ける人が正しいのです。単に気に入らないとか、趣味に合わない、という理由では人を説得できないでしょうが、誰が聞いても納得する明確な理由をロジカルに話すことができれば、臆さず発言できるはずです。

間違っていると言わない方が実は恥ずかしいこと

おかしい、絶対に間違っていると思うのに、自分さえ我慢すればこの場は丸く収まると、言葉を飲み込むことはありませんか?特に日本人の中には「協調性」や「和」を重んじる文化が根付いているため、自ら場の空気を壊すような人はほとんどいないのではないでしょうか。

けれども、間違っていることに異を唱えなかった時点で、あなたはそれを受け入れたことになります。心の中には不平不満がありつつも、渋々その通りに行動するならば、あなたの行いも人に堂々と言えるものではありません。間違っていると思うなら、場の空気を壊すから、揉めるのが嫌だから、言うことを我慢するのではなく、場の空気を壊さない、揉めない伝え方を習得する方が、よほど理にかなっていると言えます。

論理的に話すことを心がける

おかしいと思う理由が明確でないならば、まずはその理由を言葉で説明できるくらいにはっきりさせることです。そして、その理由をロジカルに伝えることが重要です。論理的な言葉には、説得力が生まれます。たとえおかしいと指摘した相手が意地を張って納得しなくても、周りにいる人たちがあなたの言葉に賛同すれば、反論の余地はありません。

論理的な会話のポイントは、最初に伝えたいことをはっきりとわかりやすく言うこと、つまり、間違っているとストレートに伝えることです。このとき、まわりくどい言い方やあいまいな表現は避けましょう。相手の心情に配慮したつもりでも、要点が明確に伝わらなければ説得力が薄れてしまいますし、相手の混乱を招きます。

そして、そう感じるに至った経緯をたどりながら、理由を説明しましょう。順を追って説明すると、相手も理解しやすくなります。このとき、自分の言葉に説得力を付加するような、具体例や数字を交えながらだとベストです。理由を述べながら捕捉的なことまで説明するのが難しければ、突っ込まれてもあわてずに説明できるよう、頭の中に準備しておくだけでも十分です。

言葉の調子や態度にも気をつける

せっかく論理的に話していても、顔がうつむいていたり、体が縮こまっていたり、声が小さかったりすると、自信がないように見えます。相手の目を見て、背筋を伸ばして、相手に声が届くように、しっかりはっきりとした口調で、伝えましょう

そして、決して感情的にならないことです。相手の言葉に耳を傾けられるくらいの心の余裕を持ちましょう。

おわりに

間違っていることを間違っていると声に出すことは勇気がいることですが、自分を騙しながらなんとなく流されているよりも、きっと楽な生き方です。相手を打ち負かそうとするのではなく、自分の気持ちを知ってもらおうという思いで、伝えてみてください。

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