/ 2015年7月1日水曜日 / No comments /

「フロー理論」が成功の鍵となる!創業者が仕事に没頭すべき理由


一代でホンダを築いた本田宗一郎氏は年間5500時間を費やし、それを35年続けたと言われています。これは一日も休むことなく、毎日15時間労働したことを意味します。本田氏以外にも創業者あるいは起業家は圧倒的に努力し、働いています。それで起業を考えているなら、その仕事のために異常と思えるほど没頭できるかどうかが成功の鍵になる、ということを念頭においておくべきです。

「フロー理論」がヒントになる

ミハイ・チクセントミハイという心理学者が提唱した「フロー理論」という考え方があります。彼の言う「フロー」とは「目の前の活動に完全に没頭し、楽しさを感じている状態」を指します。誰でも小さいころ、自分の好きなことに没頭していて、時間が経つのも忘れてしまったという経験をしたことがあると思います。チクセントミハイは、人はこの「フロー状態」でこそ創造性を発揮することができる、と述べました。

起業家は、会社で勤務しているように、朝9時から夕方5時までは仕事をして、あとはプライベートに当てるという生活を送るのは不可能です。もし、自分の仕事に没頭できないようであれば、そこから仕事の喜びを得ることは困難ですし、不安定な時期を耐え忍ぶことはできません。逆に寝食を忘れて打ち込めるような仕事であれば、そこから「フロー」を経験し、事業が軌道に乗るまでの困難な時期も乗り切れますし、画期的なアイディアもそこから生まれやすい、と言えるのです。

起業家が実践すべき「ランチェスター経営」

イギリスのF・W・ランチェスターが1914年に発表した戦場における競争原理を説明したランチェスター法則を経営に応用したものが「ランチェスター経営」です。内容は多岐にわたりますが、その中の一つの法則として、市場占有率第一位の「強者」と二位以下の「弱者」では経営戦略が異なるという点が挙げられます。そして、「弱者」はあらゆる面で「強者」に劣るため、差別化戦略を図り、小さな市場の中でナンバー・ワンになることを目指すべきだとします。

創業したばかりの企業はまさに「弱者」に含まれますから、他とは異なる強みを伸ばし、小さな市場で圧倒的な勝利をおさめなければなりません。そうなって始めて支援や資金を引き出すことができる会社になれるのです。そのためには圧倒的な時間をそこに投下する必要があるのです。

一体どれほど没頭すべきなのか?

PayPalの前身であるX.com社を1999年に設立し、21世紀最高の発明家にも選ばれた南アフリカ出身の起業家、イーロン・マスク氏は「起業家は地獄のように、人の2.5倍働くべき」と述べます。南カリフォルニア大学マーシャル経営大学院で行った卒業スピーチでも、「超多忙であれ、起きているときは常に働け、他が週に50時間働くなら100時間働け」と述べました。

実際、どのくらい働けば必ず成功できる、というような法則はないものの、片手間に「週末起業」のような形でビジネスを立ちあげても成功をおさめることは望めないと言えそうです。

おわりに

カップラーメンを開発した、日清の創業者、安藤百福は「仕事を戯れ化することが、仕事を苦にしない秘訣だ」と述べました。成功している起業家がそれだけ多くの時間とエネルギーを費やせるのは、自分のやっていることがどれだけ忙しくても苦にならず、逆に使命感と主体性を持ってやっているのでそこから達成感や喜びを得られるからなのでしょう。

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