/ 2016年2月26日金曜日 / No comments /

ツラいだけの仕事はもう古い?ビジネスに「面白さ」や「楽しさ」を見いだすことの大切さ


日本の会社で働いている多くのサラリーマンは仕事に「面白さ」や「楽しさ」を求めることは少ないでしょう。また、そんなことを誰かに公言しようものなら、「仕事を何だと思っているのだ!」とお叱りを受けてしまうのが落ちかもしれません。しかし、ビジネスを立ち上げて成功している起業家の顔を見てください。共通している点は仕事を「面白がって」、生き生きしていることに気付くでしょう。

「最初のフォロワーの原則」とは?

起業家であるデレク・シバーズはTEDで登壇した際に興味深い映像を聴衆に紹介しました。それは、上半身裸の男性が1人で、屋外コンサートで踊っているシーンです。最初は彼が「頭がおかしいのでは」と思って周囲の人は誰も近づきませんが、そこに1人の男性が近づくと、1人、また1人と加わり始め、その後あっという間に人がなだれ込むというビデオです。


彼はこの現象を「最初のフォロワーの原則」と呼びますが、起業家はまさにこの「最初の愚か者」にならなければなりません。誰も付いてこないように見えるかもしれませんが、面白そうに踊っている様子を見て、自然と人が増えていきます

堀江氏が起業した理由

今なお、起業を目指す多くの若者たちがお手本にしている堀江貴文氏。2014年に筑波大学の学生たちを相手に起業の心得について話した際に「起業なんて簡単なことなのに、みんな起業にビビり過ぎている」と一刀両断し、自分が起業したきっかけについて、「結局面白いからですね」と述べました

彼にとって、「起業してお金をどれだけ儲けて何かをしよう」という目標が先にあったというよりは、「毎日面白いことをしたいから起業した」とだけのことだったようです。それを成り行き任せと呼ぶかどうかは人それぞれの価値観によりますが、「石橋を叩いて渡る」ことばかりして、そこに面白さを見いだせなくなれば、本末転倒と言わざるを得ません。

面白法人カヤック

1998年に設立され、鎌倉唯一の上場企業としてオリジナリティのあるコンテンツを作成している「面白法人カヤック」という企業があります。代表取締役の柳澤大輔氏によれば、大学の同級生3人と企業を立ち上げた際には何をするか具体的な話をしないまま、とにかく始めてみようと設立したと言います。

コンセプトは会社全体をあげて「面白い」ことを目指す企業で、設立に関わった3人に共通していた点は「いろいろなことを面白がれる大人になりたい」ということだったそうです。だからこそ、いろいろなアイデアが飛び出してきますし、それに共感する人がそこに付いてきて、フォロワーになるのです。

おわりに

日本人は若者たちも含めて仕事に対して真面目過ぎる傾向があるのかもしれません。仕事と趣味、職場とプライベートをきっちり分けて、後者においてのみ「面白さ」を追求するのかもしれませんが、プライベートにおいて面白がれることが起業につながれば、もっと幸せな働き方ができるはずです。

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