/ 2016年2月22日月曜日 / No comments /

グローバル化が加速する現代……日本人が世界で活躍するために必要なこと


グローバル化が加速する中、日本人はこれから、「日本人だから豊かだ」などという考えを捨て、世界中の優れた人たちと伍して戦えるだけの戦闘力を身につけなければなりません。日本が世界に確かな立場を築くためにも、日本人が世界70億人のたった1億3千万人ほどに過ぎないことを意識し、一人ひとりが自分自身のスキルを磨く必要があります。

日本人がグローバルな舞台で活躍できない理由

なぜ日本からは世界を席巻するようなベンチャーや、突出した人材がなかなか生まれないのでしょうか。その大きな理由の1つとして、日本社会に特有の社会構造が挙げられます。

日本では、協調性があること、つまり周囲から逸脱しないことが、優秀であることの1つの定義だと考えます。そのため、新しいことに目を向ける人、個性あふれる人は煙たがられ、上司や会社に従順な人が出世して、より責任がある立場を任されることになります。そして、そうした人たちが新たな社会人たちの指導者となるため、そのような考え方が当たり前となっていきます。また、日本人特有の同調性からか、そのような社会のあり方に疑問を抱いても異論を捉えることができず、さらには、今あるものをそのままに享受し、疑問すら抱かない人も多いのではないでしょうか。

個のレベルで意識を変えていくことが必要

自らリスクをとり、果敢にチャレンジしていかなければ成功できない時代になってきているにもかかわらず、日本社会はいまだこのように保守的です。大学教育の段階から、互いに自分の意見を交わしながら問題を解決していくプロセスが身についている海外と比較すれば、異論すら唱えられない日本では、大きなビジネスに発展しないことは明白です。

今、世界で活躍している日本起業家の中には、有名大学を卒業して大企業に就職する、いわゆる「エリートコース」から外れた人たちが多くいます。大切なのは、既存の価値観に縛られるのではなく、自分は何をやりたいのか、何をやるべきなのかを自分の頭で考え、行動することです。そのような人たちが、これからの日本を率いていくようになります。

コミュニケーション能力を磨こう

活躍の場を世界に求めるならば、英語力は必須です。とはいえ、世界の中で「グローバルビジネスは英語で」という認識が広まっている現代では、英語ができることはもはや当たり前となっています。ですから、さらに言えば、英語を駆使して自分の意見を積極的に外へ向けて発信していくための、高いコミュニケーション能力が必要です

「バカな発言だと笑われるのが恥ずかしい……」などと臆さず、言うべきことははっきりと口にする。グローバルな社会では、独自の意見をしっかりと持ち、それを外にアピールできる人が求められています。

おわりに

これまでお話ししてきたことは、日本人としての価値観を捨てろ、ということではありません。日本人が持つ美徳は日本人にしかないものであり、それは、グローバル社会で生き抜くための強みでもあります。日本人としての誇りは持ちつつも、日本人だからという付加価値などはないと自覚し、広い視野で世界を見ていきましょう。

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