/ 2015年9月24日木曜日 / No comments /

リスクなくしては成功も信用も得られない!資本にレバレッジをかける意味


現代では資本金1円から起業が可能です。そのため気軽に起業ができるようになりましたが、実際に事業を動かすには、人を雇ったり事務所を借りたりと、何かとお金がかかります。そんなときには資本にレバレッジをかけることも必要になってきます。

このレバレッジは、企業にとって重要な指標の1つです。レバレッジをかけることによってビジネスを拡大することが可能です。ここでは資本にレバレッジをかける意味をご紹介します。

レバレッジとは?

そもそもレバレッジとは何でしょうか?レバレッジとは本来「てこの原理」を意味します。てこの原理は小さな力でもてこを使うことで、大きなものを動かせることを言います。これに倣い、小さな自己資金でも借入をてことすることによって、大きな利益を生み出すことをレバレッジ効果と呼んでいます。

これは経営の世界でも使われますが、FXや不動産投資などでも使われています。主に固定的な支出が必要な資金を借入れることを財務レバレッジ、機械や設備などを導入することを営業レバレッジと言います。

レバレッジで業務拡大

基本的にレバレッジをかけることによって、企業は業務拡大ができます。日本では借金をすることに対して抵抗がある人も多いですが、ビジネスをしていく上で借金というレバレッジは、業務拡大の非常に有効な手段です

例えば100万円の自己資金があり、売上が110万円だったとすると、その企業の利益率は10パーセントです。しかし銀行から5パーセントの利率で400万円借りて、総資金500万円で新しい事業を行ったら50万円の利益が出ました。この利益のうち、20万円は利息として支払いますが、残りの30万円は手元に残ります。自己資金100万円に対して30万円、つまり利益率は30パーセントに上がったということです。

このように銀行などからの借入でレバレッジをかけることによって、もともとの利益よりも大きな利益を生み出すことが可能になります。そのためいい企業では、いい借金をしてビジネスを広げています。

レバレッジの注意点

レバレッジは利益率を挙げるのに効果的な方法ですが、売上が伸びないような不景気の場合は注意が必要です。レバレッジはうまく行けば業務拡大ができますが、うまく行かないと薄い利益の中から利息を払い続けることになるため、非常に苦しい状態になります

また無理なレバレッジをかけるのは止めましょう。自分に合ったレバレッジをかけることが、上手に成長していくポイントです。

おわりに

資本にレバレッジをかけることによって、企業は成長していきます。良いレバレッジのかけ方で、企業の健全な成長を促しましょう。

Share This Post :
Tags :

0 件のコメント:

コメントを投稿