/ 2015年6月29日月曜日 / No comments /

起業家たちの強い味方!ベンチャーキャピタルから資金を引き出す方法


今では世界的な大企業になっているマイクロソフトやアップル、インテルなどもかつてはベンチャー企業でした。それらの会社がその後急成長を遂げた背後にはベンチャーキャピタルの存在がありました。現在、国内にもベンチャーキャピタルが多数存在します。起業家がどのようにこのベンチャーキャピタルから資金を引き出せるのか、見てみましょう。

ベンチャーキャピタルとは?

ベンチャーキャピタルは、未上場企業に投資し、経営のコンサルティングにも参加し、積極的に投資先の企業価値向上を図ります。その後、その企業を他のファンドに売却したり、上場したりすることによってリターンを得ようとする、非常にアグレッシブな投資を行う会社、それがベンチャーキャピタルです

ベンチャーキャピタルの目的

ベンチャーキャピタルは決して善意でベンチャー企業をサポートしてくれるわけではありません。その目的はあくまでもハイリターンを得ようとするところにあります。つまり、【投資先の企業が上場すれば、その際に株式を売却して多額のキャピタルゲインを得ることができる】のです。

もちろん、ハイリターンを得るためには起業したばかりのよちよち歩きの企業をサポートすることが必要です。このアーリーステージと言われる時期を含めて投資するベンチャーキャピタルはハイリスクも負うことになるのです。

ベンチャーキャピタルが投資したくなる会社

ベンチャーキャピタルによって方向性やスタンスが異なりますが、何より大事なのは経営者の資質でしょう。ビジネスにおいてどのくらいの経験を積んできたのかということも求められますが、その経営者の人間性が重視されます。描いているビジョン、行動力、それを実現するための能力などにベンチャーキャピタルは注目します。

また、経営陣に加えて、展開するビジネスが成長する見込みがあるのか、一定の市場が存在するのかということも欠かせない要素です。ベンチャーキャピタルは先を見通して投資をしますから、現在すでに優良企業かどうかということよりも、その発展可能性に着目します。

コンタクトの取り方

いきなりベンチャーキャピタルにコンタクトをとろうとしても相手にしてもらえませんから、まずはネットワーク作りに励みましょう。その過程でベンチャーキャピタルを紹介してくれる有力者を見つけ、その紹介者を経由して、ベンチャーキャピタルにコンタクトをとります

実はこのプロセスは非常に重要で、ベンチャーキャピタルは紹介者を通じて、経営者がネットワークを多く持っていることを知りますし、経営者の人となりについて一定の情報を得るのです。

投資に至るまで

コンタクトをとった後、ビジネスプランの概要を相手に気に入ってもらえたら、正式に面接、プレゼンテーションという段取りに進みます。投資を引き出せるかどうかは、何と言ってもこのプレゼンテーションがもっとも重要な段階となります。事業の本質がわかるような視覚資料や模型などを準備し、魅力的なプレゼンテーションができるように徹底的に準備しましょう。仮に失敗したとしても、別のベンチャーキャピタルにあたれば良いだけの話です。落ち込みすぎずに、失敗から教訓を学ぶようにしましょう。

おわりに

現在、日本では倒産する会社の数が、新しく設立される会社の数を上回っています。それだけ設立しても経営のノウハウがないために続かない会社が多いのです。このベンチャーキャピタルは資金提供から経営面での支援もしてくれますから、すべての起業家の方に検討していただきたい方法です。

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