/ 2015年6月26日金曜日 / No comments /

起業を目指すなら避けて通れない!金融機関とうまく付き合う方法とは?


ベンチャーの資金調達は起業時からの大きな課題です。いきなり株式によって資金調達するのは非現実的ですから、頼れるのは金融機関からの融資ということになるでしょう。それで、起業家にとって避けて通れない金融機関との付き合い方について知っておくことがベンチャー企業の経営を軌道に乗せる上で鍵になります。

金融機関の種類

ベンチャー企業が関わることになる金融機関は、民間金融機関と公的金融機関の2つに分けることができます。民間金融機関にはよく名前を聞く大手メガバンクから地方銀行までさまざまな規模の銀行に加え、信用金庫や労働金庫、農協といった協同組織金融機関も含まれます。

公的金融機関は政府系金融機関とも言われますが、ベンチャー企業にとってもっともよく知られているのが日本政策金融公庫だと思います。ほかにも商工組合中央金庫、中小企業支援センターや中小企業金融公庫といった機関もありますし、各都道府県にもベンチャー企業のための融資を手がけている部門があります。

金融機関とうまく付き合う秘訣

駆け出しのベンチャーがいきなりメガバンクに駆け込んでお金を貸してほしいといっても融資をしてもらえる可能性はほとんどありません。ですから、最初の資金提供は政府系金融機関に頼るのが現実的です。しかし、少しずつ実績を積み上げていけば、民間金融機関からの融資を引き出すことも十分可能です。

秘訣はいかに相手の金融機関に自分に対する信頼感を持ってもらえるかということにかかっています。企業の種々のデータももちろん重要ですが、何よりも重要なのは担当者に経営者の資質が信頼できると感じてもらうことです。当たり前のことですが、面談の際はきちんと時間を守ることはもちろん、清潔で整った身なりで行くこと、自信を持って堂々と受け答えすることなども重要です。

メインバンクとサブバンク

メインバンクとは、融資や経営にもっとも関心を払ってくれる銀行のことを指します。このメインバンクとの付き合いは必然的に大口取引になりますから、振込手数料の割引などの特典を受けることができます。メインバンクには地方銀行や信金など地元に密着した金融機関を選ぶのが適切です。

なぜなら、転勤等も少ないので担当者との個人的な付き合いを続けることができますし、親身なサポートを行ってくれます。サブバンクはメインバンクの動きに合わせて融資をしてくれる銀行のことを指します。

有利な借入を受けるためには?

有利な借入を受けるためには金融機関に自社に対して安心感を持ってもらうことが必要です。銀行は大手になればなるほど、リスクを冒したがりません。そのためには客観的にそれを裏付ける基盤が必要です。

ですから、過去の実績を示す損益計算書、貸借対照表などの資料をきちんと準備し、今後の事業計画が信頼に値するものであることを事業計画書などによって証明し、可能ならば連帯保証人をつけることが必要になります。

おわりに

ベンチャー企業の成長とともに、金融機関との付き合い方も変化してきます。重要なのは、会社の成長の度合いに合わせた最適な方法を選択していくことです。

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