/ 2015年6月10日水曜日 / No comments /

会社組織以外での起業も検討しよう!一般社団法人で起業するという選択肢


株式会社や有限会社など、会社を作って起業をする方法はたくさんあります。しかし会社組織以外の法人でも、起業をすることは可能です。その中には一般社団法人で起業をするという方法もあります。
ここでは一般社団法人に関する情報をご紹介します。

一般社団法人とは

一般社団法人とは営利を目的としない事業を行う法人のことを言います。基本的には「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」という法律に基づいて、書類の届出や活動を行います。

もともと社団法人は公益性がある活動をメインにした法人でしたが、現在は公益性の低い事業も行えるように一般社団法人という名称が作られました。これに対して公益性の高い事業を行う社団法人のことを、公益社団法人と呼んでいます。

一般社団法人の要件と特徴

一般社団法人の特徴は、営利を目的としないことです。この点についてはNPO法人と同じですが、一般社団法人の場合はNPO法人ほど活動内容が制限されておらず、比較的自由に動くことが可能です。非営利ではありますが、事業で得た利益を分配してはいけないというだけで、事業で得た利益は次年度に持ち越して次年度の活動のために使用します。

一般社団法人になるには、名称に「一般社団法人」と付けること、理事を1名以上置くこと、社員は2名以上であることなどの条件があります。もし理事会を設置するのであれば、理事が3名以上、監事が1名以上必要です。

一般社団法人のメリットとデメリット

一般社団法人のメリットは、何といっても社会的信用が得られるということです。どんなに社会的に意義のあることをしていても、個人ではなかなか信用を得られません。取引先が法人であればなおさらです。

一般社団法人という法人格を持つことよって、社会的に大きな信頼を得られ、法人とも対等に取引ができます。また寄附金や人材を集めるのも、法人という信用があることによって容易になります。

デメリットとしては運営方針を決めたり、定款を変更したりするのに時間がかかるということです。人が集まってできている一般社団法人では、何かをするとなると理事や社員総会を開いて決めなければなりません。思い立ったらすぐ行動ということができないため、大人数の法人であればあるほど時間がかかります。

またNPO法人よりも事業内容が自由な分、NPO法人よりも税制上の優遇がされていません。そのため税金面については通常の会社組織と同じように支払わなくてはなりません。

おわりに

一般社団法人は、NPO法人ほど事業内容を制限されたくないという人に向いた起業の方法です。自分がやりたいと思っていることは、どのように起業すれば最大限に社会に生かせるのかを考えてみましょう。

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