/ 2015年5月26日火曜日 / No comments / 起業志民への道
ビジョンを明確にする
起業をする人は、多くの場合自分の興味のあるジャンルで起業を行うでしょう。しかし起業は「好きだから」という理由だけではうまく行きません。起業をする人にとって最も必要なものは「明確なビジョン」です。
「何のための会社なのか」を明確にする
起業をするときにポイントになるのは「何のためにこの会社を作るのか」という目的意識を持つことです。現在新規で起業した人の3割から4割ほどの会社が1年以内で倒産に追い込まれています。そしてこういった会社の多くは「何のために会社が存在するのか」という目的意識を見失っています。Appleを例として見てみましょう。当社では「普通の人々にコンピューターを届ける」をビジョンに掲げています。コンピューターを人々の生活に役立てたいという想いを、非常にシンプルな言葉で表現しています。こうしたビジョンは経営者として何か大きな決断を迫られたときに、立ち返るべき地点です。このビジョンを見失ってしまうと、どんなに大きな企業でも簡単に業績の悪化を招いてしまいます。
明確なビジョンは社員のモチベーションを上げる
社員は給料を貰って仕事をしますが、お金だけで人の心を会社に繋ぎとめておくことはできません。優秀な人材ほど仕事に価値を求めます。その価値が分からなければ、優秀な人材は会社から離れていってしまいます。そういった優秀な人材を会社に繋ぎとめておくためにも、明確なビジョンが必要です。明確なビジョンがあれば、社員は「誰かの役に立っている」「社会のためになっている」という実感を持つことができます。そうすれば社員のモチベーションが上がり、さらに仕事に打ち込んでくれるようになります。
また明確なビジョンがあり、それに共感できる人が多いほど、人もお金も集まりやすくなります。崇高なビジョンの元に集まりたいと思うのは、お客様も従業員も同じです。
ビジョンがあってのミッション
起業するにあたってビジョンを明確にしていれば、あとはそのために何をすべきかを考え、実行していくだけです。実行するためにはスキルが必要ですが、前述したようにビジョンを掲げている人の元には、自然と人材が集まってきます。仮に自分に実行するスキルがなくても、スキルを持っている人が集まってあなたを助けてくれることでしょう。
おわりに
ひと昔前までは、お金や人脈のある人が成功する時代でした。しかし現在は、ビジョンのある人が成功を収める時代へと変わってきています。もし起業を考えるのなら、まずは何のために起業をするのかをじっくり考え、言葉にしてみることから始めましょう。 Share This Post :
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